千葉別院「大福院」― 養老渓谷の山頂にある静寂のお寺
おはようございます。本寿院の三休でございます。
私どもの千葉別院は、千葉県・養老渓谷の山頂「大福山」のてっぺんにございます。
美術館からお寺へ ― 大福院の誕生
実はこの場所は、もともと「柴田美術館」という美術館でございました。施設としての美術館を、私がご縁をいただいて引き継がせていただきました。
美術館の横には古民家のような建物があり、それを本堂として整え、千葉別院「大福院」として開山いたしました。
静かな環境の中で、自分自身を見つめ直すことができる場所。土と向き合い、涙を流しながら仏さまをつくる ― そんな時間を過ごしていただけるよう願いを込めております。
つちぼとけ美術館 ― 土と心が出会う場所
大福院には、たくさんの「つちぼとけ」がございます。庭にも数多く展示されております。つちぼとけ美術館としておりますが、もちろん無料でご覧いただけます。ただ、常時開放ではなく、予約のご案内をさせていただいております。
ご主人を亡くされた方、お子さまを亡くされた方、新しい命を授かった方――それぞれの願いや想いを胸に、土と向き合いながら仏さまをお作りになる姿があります。
法華経の方便品に説かれる「子供が土だんごで仏様を造っても救われる」という教えから、心をこめて造仏したつちぼとけ。仏さまと目が合い、心の中で語り合う。そんな穏やかな時間をお過ごしいただける場所が、この大福院です。

養老渓谷ファミリーハイキングに参加します
この秋、養老渓谷では「ファミリーハイキング」が開催されます。
申し込み期間:10月15日〜11月11日
実施日:11月23日(雨天中止)

主催は市原市教育委員会。私どもの大福院と、宝林寺さんなども協力寺院として参加いたします。
紅葉が見事なこの時期、山頂のお寺として多くの方が訪れる場所ですが、休憩所などが少ないため、今回お寺をハイキングコースの休憩場所として開放することになりました。
囲炉裏でおもてなし ― 焼き芋を囲んで
大福院には、昔ながらの囲炉裏がございます。当日は、焼き芋などを焼いてハイカーの皆さんをお迎えする予定です。
もし私が体調の都合で伺えない場合でも、道光院主はじめ寺の者が代わりにおもてなしをいたしますのでご安心ください。
ご家族でのハイキングの途中に、ぜひお弁当を持ってお立ち寄りください。お寺の囲炉裏を囲みながら、静かな山の空気とともに心を休めていただければと思います。

皆さまのお越しを心よりお待ちしております
11月23日(祝)、養老渓谷ファミリーハイキングの当日には、私も元気であれば現地におります。お参りや休憩など、どなたでもお気軽にお立ち寄りください。
紅葉に包まれた大福山の頂上で、皆さまとお会いできますことを楽しみにしております。

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